BIMIロゴチェック

メッセージの横にロゴが表示される送信者がいます。それ以外は色付きの丸に頭文字が出るだけです。ロゴはBIMIというDNSレコードから来ていて、四つの条件がそろったときにだけ表示されます。その一つひとつをテストします。

別のセレクターを使う

メッセージにBIMI-Selectorヘッダーがある場合にだけ必要です。空欄なら、標準の名前defaultを照会します。

例: cnn.com, paypal.com, wikipedia.org

DNSレコードからアイコン欄まで

BIMIはBrand Indicators for Message Identificationの略です。メッセージが届くと、メールボックスのプロバイダーはまずそれがDMARCに通るかを確認します。そのあとで初めて、差出人アドレスのドメインの下にあるdefault._bimiのTXTレコードを調べます。

default._bimi.example.com. TXT "v=BIMI1; l=https://example.com/brand/logo.svg; a=https://example.com/brand/vmc.pem"

l=はロゴのアドレス、a=はそのロゴがあなたのものであることを証明する証明書のアドレスです。プロバイダーは両方をダウンロードして検証し、画像を保存します。メッセージには何も埋め込まれません。画像は常にレコードに書かれたアドレスから取得されます。

このチェックで確認する四つのこと

レコード
入力されたドメインで探し、次にその上の登録ドメインで探します。l=とa=が空のレコードは意図的なオプトアウトなので、そのように表示します。
DMARC
ポリシーはp=quarantineまたはp=rejectで、100未満のpctがないことが必要です。サブドメインの場合、親ドメインもp=noneであってはいけません。
ロゴ
ファイルをHTTPSでダウンロードし、そのマークアップを下の一覧と照らし合わせます。メールソフトが切り抜く二つの形、円と角丸の正方形でプレビューを表示します。
証明書
a=が記入されていれば、PEMファイルを読みます。種類(VMCかCMC)、保有者、発行者、日付、記載されたドメインです。有効期間の残りが30日未満なら警告です。

証明書がなくても判定は下がりません。規格上、証明書は任意だからです。ただし、公開されているのに期限切れのもの、種類が違うもの、別のドメイン向けに発行されたものは判定を下げます。

普通のSVGが拒否される理由

BIMIが受け付けるのは、Tiny PS(Portable/Secure)と呼ばれる制限付きのSVGだけです。プロバイダーは、ロゴファイルが求めるものを実行したり読み込んだりすることを拒むからです。次のどれか一つでも当てはまれば、このチェックはファイルを不合格にします。

  • <svg>タグにbaseProfile="tiny-ps"またはversion="1.2"がない
  • <svg>タグにxやy属性がある
  • テキストの入った<title>要素がない(ブランド名を入れてください)
  • スクリプト、onclickなどのイベント属性、<image>、<foreignObject>を含む
  • ファイルの外を指すリンクがある(ウェブフォントやリンクされたビットマップも含む)
  • viewBoxがないか、正方形でない
  • ファイルが32 KBより大きい

有効なファイルは次のように始まります。

<svg xmlns="http://www.w3.org/2000/svg" version="1.2" baseProfile="tiny-ps" viewBox="0 0 400 400">
  <title>Example Inc.</title>
  …
</svg>

デザインツールはこのプロファイルで書き出せないので、手作業が少し必要です。テキストはすべてアウトライン化し、埋め込みのビットマップを取り除き、プレーンなSVGとして保存してから、開始タグを手で編集するか、BIMI Groupが公開している無料の変換ツールを使います。角が切り取られるので、背景は単色にして余白を残してください。

証明書が必要になるとき

メールソフト証明書なし証明書あり
Gmailロゴなしロゴあり。VMCなら青い認証済みチェックマークも付きます。
Apple MailロゴなしVMCでロゴあり
Yahoo Mail評判の良い大量送信者ならロゴありロゴあり
OutlookBIMIに非対応

Verified Mark Certificateを取得するには、ロゴがUSPTO、EUIPO、UKIPOなど認められた機関に商標として登録されている必要があります。Common Mark Certificateには、ロゴが少なくとも1年間公に使われてきた証拠が必要です。DigiCert、GlobalSign、SSL.comなどの認証局が両方を販売しており、どちらも毎年更新です。

ここで合格しても、ロゴが表示されるとは限りません。各プロバイダーは送信の評判と量も考慮し、更新のタイミングも気まぐれです。このチェックは証明書の署名チェーンを検証せず、証明書内の画像とSVGを比較せず、SVGをTiny PSの完全なスキーマに照らして検証もしません。

よくある質問

GmailでBIMIのロゴが表示されないのはなぜですか?

よくある理由を順に挙げると、a=タグにVMCもCMCもない、DMARCがまだp=noneかpctを使っている、SVGがTiny PSでない、メッセージがDMARCのアライメントに失敗している、です。Gmailが新しいレコードを取り込むまでに数日かかることもあります。

VMCなしでBIMIを使えますか?

a=タグを空にしてレコードを公開でき、その場合Yahoo Mailはロゴを表示することがあります。GmailとApple Mailは、証明書を加えるまで表示しません。

VMCとCMCの違いは?

VMCは登録商標に裏付けられています。CMCは1年間の公的な使用実績に裏付けられ、商標は不要です。Gmailはどちらでもロゴを表示し、青いチェックマークはVMCにだけ付けます。

BIMIに必要なDMARCポリシーは?

すべてのメールに適用されるp=quarantineまたはp=rejectです。100未満のpctの値があるとドメインは対象外になり、p=noneも同じです。SPF・DKIM・DMARC診断で現状がわかります。

BIMIロゴのサイズはどうすべきですか?

SVGにはピクセルサイズがないので、ルールは形と重さについてです。正方形のviewBoxと、32 KB以下のファイル。ロゴは中央に置いてください。とても小さく表示され、Gmailでは円形に切り抜かれるからです。